過疎化の進む村が、地域のアイデアで観光スポットに。この夏、高知県日高村の『オムライス街道』が、熱い!スタンプラリーも開催スタートしました!
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過疎化の進む村が、地域のアイデアで観光スポットに。この夏、高知県日高村の『オムライス街道』が、熱い!スタンプラリーも開催スタートしました!

⾼知県の中央部に位置し、清流と緑豊かな山々に囲まれた⽇高村(ひだかむら)。「⾼知県民ですらどこの地域か知らなかった」という⼈口約5,000⼈の村が今、県内外から注目され始めています。そのワケは、なんとオムライス。地元産の⾷材を使ったユニークでおいしいオムライスを提供する飲⾷店が多いと話題になり、ひそかなブームに。⽇高村を東西に走る国道33号沿いにオムライス提供店が並んでいることから、通称『オムライス街道』と呼ばれています。個性的で⼼あたたかい店主たちのアイデアが詰まった逸品ぞろいで、6月12日から11店舗が参加して「スタンプラリー」がスタートしました。各店でオムライスを食べると、台紙にスタンプを押してもらえ、お得な割引サービスを受けられます。4店舗を回れば300円、8店舗で1,000円、全11店舗制覇で2,000円割引。各店でのお支払いの際に代金から引かれるほか、台紙を「村の駅ひだか」に持参すれば、お買い物券として利用できます。スタンプラリー台紙の有効期限は、2016年3月27日です。

★オムライス好きの村長が⾳頭をとって、街道づくりがスタート。

2014年度は6店舗で「38,300⾷」突破!全国⼤会準V店も誕⽣!
⽇高村は、年間100⼈ペースで⼈口減少が進む集落。⼾梶眞幸村⻑は就任以来、「特産のシュガートマトや⽶、野菜といった⾷材の地産地消で活性化し、県外にもPRできないものか」と思案し続けました。ランチタイムに国道沿いの飲⾷店で好物のオムライスを⾷べ歩くうちに、ひらめいたのが「オムライス街道」のプロジェクト。トマトといえばケチャップ。ケチャップといえばチキンライス、そして、オムライス。これが盛り上がれば農業、畜産など村の“基幹産業”全体を活性化できると考えたそうです。もともとオムライスを提供する店が多かったことから、各店でさらにメニューを充実させて実施。⼝コミで広がり、約16km離れた⾼知市をはじめ、県外からも村を訪れる⼈が急増しました。

初年度の2014年度は参加6店舗で計38,300⾷を販売(約4,200万円)し、⽇高村の経済効果は約7,000万円に。今春には、参加店舗がオムライスの全国⼤会で準グランプリに輝き、早くも経済効果は累計で1億円を突破。協力店も11店舗に倍増し、さらに盛り上がりを見せています。

★参加店舗一覧

①レストラン高知「南国⼟佐のオムライス」
今年5⽉に⾏われた「カゴメ・オムライススタジアム」で全国準グランプリ、ふるさと賞をW受賞。カツオのフリットが特徴的な⼈気料理。
②大衆食堂えみ「⽻根つきオムライス」
トマトの旨味を⽣かした昔ながらの⼀品
③⿓鳳
中華料理店らしい⾵味を効かした一品。うれしい唐揚げ付き。
④サンフラワーレスト「オムライス御膳」
オムライスがお弁当に!東京で腕を磨いたシェフ⾃慢の豪華なご膳。
⑤マンマ亭
オムライスとポークカツのコラボ。うますぎてペロリ。
⑥ムラカフェひだか
しっかりと煮込んだデミソースが評判でオムファンも納得。
⑦喫茶茶わのわ2号店
無添加トマトピューレに宗⽥田節と真昆布の和⾵オムライス。
⑧とまとすたんど
炊き込みトマトごはん+カレー風味ソースが相性抜群。
⑨道頓堀たこやき
トマトピューレとケチャップを配合した焼きそばソースが◎。
⑩錦⼭カントリークラブ
⽜タンと国産牛、トマトを4時間煮込んだデミソースは絶品。
⑪グリーンフィールゴルフ倶楽部
自家製トマトソースと具沢⼭のチキンライス。

番外編!【⽇高村ならではの見どころスポット】
・オムライス街道の⼊口に「オムライスの神社!?」⾼知市から⽇高村へ向かうと街道⼊口に「⼩村(おむら)神社」があります。⽤明天皇(聖徳太⼦の⽗)の時代に創建。境内の杉の葉をお守りとして財布に⼊れておくと願いが叶うという「パワースポット」。オムライス街道協力店で、オムライスと⾼名産の⽣姜がコラボした「オムラジンジャー」もメニュー化されて人気に。
・特産のトマトや野菜がいっぱい「村の駅ひだか」地元の物産がところ狭しと販売されている村の駅。オムライス提供店も⼊る⼈気スポットで、観光客がみやげものを求めて立ち寄ります。

★⽇高村では村⺠の日常⽣活もオムライス!?
毎⽉12⽇は「オムライス記念日」。村内放送で全域に『オムライスの歌』が流れます!

構想から3年、2014年4⽉1⽇に『オムライス街道』プロジェクトが正式スタート。これを機に村⺠⼀体となってオムライスの村をPRしています。今年6⽉12⽇にプロジェクト第2章のスタンプラリーが始まったことを記念し、毎⽉12⽇午後5時の時報で、『オムライスの歌』を村内放送しています。6⽉12⽇は「06❤︎12=オムライス」。さらに カレンダーを⾒れば毎⽉必ず「12⽇」の真上に「5⽇」=「たま5」が乗っている!だから、午後5時に放送!(笑)。とにかく⽇高村ではオムライスなのです!

日高村の村内放送は、光ケーブルでつながった村内約50カ所の屋外拡声器で流れます。もともと防災⽤に設置されていましたが、防災無線の導⼊により、現在は主に時報のお知らせに活⽤。拡声器は「村内であればほぼどこにいても聞くことができる」ように設置されています。

★⽇高村の“オヤジバンド”が村のために⾃主制作した「オムライスの歌」
オムライスの歌を作ったのは、地元のおんちゃんたちです。国の有形⽂化財に登録された旧松岡酒造(明治23年年創業)の酒蔵を活⽤して地域の催事が⾏われるようになったのを機に、酒蔵ホール専属バンドとして活動開始。ボーカルの⼭崎秀洋さん(47=⽇高村商⼯会商業部会⻑)が、オムライス街道を盛り上げようと、『オムライスの歌』を作詞作曲しました。コンセプトは「⼦どもたちが⿐歌で歌えるオムライス」。シンプルな楽曲にしたのも「地元の⽅にどんどんアレンジして歌ってほしいから」だとか。のどかな村に、オムライスの⾳色が響き渡ります。

◎高知県には、オムライス以外にも「おいしい街道」があります!
・『いの生姜焼き街道』
⽇高村と国道33号でつながる、いの町には『いの⽣姜焼き街道』。町内22の飲⾷店が、名産の⽣姜を使った料料理理を提供しています。昨年11⽉開始。⾁厚ステーキなど人気に。

・『四万⼗ポークどんぶり街道』
県⻄部では四万⼗町産の豚⾁を使⽤した『四万⼗ポークどんぶり街道』。国道56号沿いなどエリア拡⼤中。柔らかい⻨豚の「豚たま丼」をはじめ、個性的な料理で⼈気です。

TAN-SUのウェブマガジンでも「オムライス街道」特集を連載中。ご覧ください。
http://tan-su.com/project/kouchi